こんにちわ貴浩です!
今回は元ソフトバンクホークスで阪神に移籍したロベルト・スアレス投手についてのお話です!
ソフトバンクを退団したスアレス投手ですが阪神移籍後、快投が続きなぜ自由契約となったのか不思議なくらいのアピールをしています。
今回はソフトバンクの退団の理由や右肘の状態、トミー・ジョン手術について掘り下げてお話したいと思います!
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スアレス投手のプロフィール
生年月日 1991年3月1日 出身 ベネズエラボリバル州 188cm/95kg 右投/右打
サルティーヨ時代
プロ入りした2015年はメキシカンリーグのサルティーヨと契約を結びます。
中継ぎとしてプレーし、43試合、5勝0敗、防御率1.71という数字を残しました。
メジャーとソフトバンクが狙っており、争奪戦の末
2015年11月2日にソフトバンクと1年契約を結ぶ事に。年俸は5000万。
ソフトバンク時代
2016年、58試合に登板し2勝6敗、1セーブ、26H、防御率3.19という成績で大活躍。
クライマックスシリーズでは自己最速の161kmをマークしています。
勝ちパターンの一角として登板し、最高の掘り出し物と言われる程のプレーを見せました。
2017年、開幕前に右腕に痛みを覚え検査をすると「右前腕部の軽度の肉離れ」と診断されるも再検査をすると右肘に異常が見つかり
トミー・ジョン手術をする事になり、1年間棒に振る事となりました。
2018年、復帰すると活躍とは程遠く11試合に留まり防御率6.30と振るわず。
2019年はチーム事情により先発調整もするなどポジションは流動的でしたが
9試合、6先発、0勝4敗、防御率5.74と不振にあえぐ事に。
前年と同様に制球力に不安のある投球が目立ちました。
結果、ソフトバンクから来季契約を結ばない事を告げられ退団する事になりました。
しかし、2020年1月29日に阪神タイガースと契約を結ぶに至り再起を誓いました。
入団会見の際のコメントでは
・自身の強みについて
「スピードのあるストレートが武器です。今年はそのストレートを100%にしていきます。変化球でも空振りは取れると思っているのでそれも強みにしてやっていきたいです」
スアレス投手がホークス退団はなぜ?理由について
阪神に移籍後すぐは先発と中継ぎの両睨みで調整を続けていましたがストレートの走りが良い事から矢野監督は開幕から一か月を切ったところで
中継ぎ一本に絞る事を名言しました。
練習試合ではストレート158kmをマークするなど怪投を見せており戦力外になったとは思えない活躍ぶり。
そんなスアレス投手を何故ソフトバンクは自由契約としたのか。
右肘のトミー・ジョン手術の影響
スアレス投手は2017年に右肘をトミー・ジョン手術しており復帰してからは思う様に投げられないなど
手術を分岐点に本来の投球に陰りを見せていました。
制球を乱す場面が多く、2016年の好投とは程遠いものでした。
スアレス投手で有名なのが西武とのある試合での投球。
初回50球無失点
2019年7月31日、西武戦にて先発として登板したスアレス投手が1回で50球という球数を要し
さらに無失点で切り抜けるという怪投がありました。
投球内容はこちら。
打順 | 打者 | 打席内容 | 球数 |
1番 | 秋山翔吾 | 二ゴロ | 8球 |
2番 | 源田壮亮 | 四球 | 8球 |
3番 | 外崎修汰 | 空三振 | 11球 |
4番 | 山川穂高 | 四球 | 12球 |
5番 | 森友哉 | 四球 | 7球 |
6番 | 中村剛也 | 空三振 | 4球 |
結果的にこの日は4回105球を要し1安打無失点と抑え、良いのか悪いのか判然としない投球となりました。
外国人枠の関係
ソフトバンクは強さの一端を外国人選手が担っており
2019年はグラシアル、デスパイネ、サファテ、モイネロ、バンデンハーク、スチュワート、スアレス、ミランダ
計8人の大所帯となっていました。
これでは飼い殺しになりますしコストパフォーマンスも悪い為、ある程度淘汰する必要があったと考えられます。
スアレス投手は制球難で見限られたという形になりました。
投手陣に関しては若手投手は多いですし甲斐野投手も中継ぎの一角に入り隙のないブルペンを築いていましたから
チーム事情で戦力外を告げられたのではないでしょうか。
スアレス投手は右肘完治で完全復活!トミー・ジョン手術のカラクリ
阪神に移籍してからストレートの球威も良くなっておりソフトバンクが手放したのが不思議なくらいですが
実はトミー・ジョン手術を受けた投手によく見られる現象で、術後数年経過した頃に調子が上がったり球速が上がったりするという話はよく聞きます。
これは単に右肘が真っ新な状態になりパフォーマンスが上がる、という事ではないようで。
トミージョン手術後に『球速アップ』は嘘?
トミー・ジョン手術後に投手の球速がアップするという話はたびたびされますが実はこれは事実ではなく
実際には、硬い体の動きや投げ方を修正したりと怪我からの教訓から正しいフォーム作りに、選手たちが一生懸命に取り組んだ結果技術が上がり
球速が上がるという事のようです。
決して、手術してグラグラしていた靭帯がしっかりしたからではないという事です。
スアレス投手の場合も同様に、数年掛けてフォームを見つめなおしたと見られます。
年数はかかったものの、ようやく戦力になれるだけの力を付けたのが2020年だったと言えそうです。
ですからソフトバンクとしては形になる前に戦力外にしたという事になりますね。
まぁ、ソフトバンクは外国人選手が多いのでスアレス投手が他球団で活躍したとしても割り切れるかもしれませんが
スアレス投手には新天地で活躍してもらいたいですね。
まだ年齢も若くこれからバリバリ出来る元気もありますし息の長い助っ人として期待したいですね!
スポンサーリンクまとめ
今回は阪神のスアレス投手についてのお話でした!