今回は野球用語の一つである「確変」についてお話したいと思います。
結構頻繁に見かけるのですが、実際字面の感じで読み取り、ちゃんとした意味を知らない、という方もいるかもしれません。
確変という言葉には実は二つ意味があり、それについて見ていきます!
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確変とは?
確変という言葉について耳にした事はあるでしょうか?
例文として、
「まさかこの選手が確変するとは」
「確変終了」
「確変入ったんか?」
など、たびたび見かけますがこの確変という言葉には
・普段あまり活躍しない、または活躍を期待されていない選手が大活躍する事
・優勝に貢献した選手やタイトルを獲得した選手がそのシーズンのみしか働かなかった
二つの意味が含まれています。
なので、確変にはポジティブな要素とネガティブな要素、どちらもあるという訳ですね。
確変した選手一覧
分かりやすく例を出したいと思います。
まず、ここ最近で分かりやすい確変が起きている2チームから。
阪神 中谷将大
2017年、自身初となる規定打席を到達するとシーズン通して133試合に出場すると打率241、20本塁打、61打点、99安打を記録。
しかし翌年から全く打てずに2軍に降格する事もしばしば。
直球が課題で、それを直そうと取り組んだ結果、直球のみならず変化球も打てなくなるという事態に。
阪神 陽川尚将
2018年にプチブレイクを果たし、期待された和製大砲。
75試合に出場して打率252、6本塁打、48打点を記録し、2019年はレギュラー獲りを期待されましたが、その年わずか28試合の出場に留まっています。
あまりに一瞬の確変に拍子抜けしたファンも数多くいるかと。
広島 薮田和樹
2017年、中継ぎでアピールし、交流戦以降先発でプレーする事になると面白いように勝ち星を積み上げ
その年、38試合、15勝、3敗、防御率2.58という抜群の成績を残し
自身初となる「最高勝率」のタイトルを獲得。
しかし、この年以降思うようなピッチングが出来ず迷走を繰り返しています。
広島 アドゥワ誠
2018年、主に中継ぎとしてロングリリーフや勝ちパターンに繋ぐ役割を担い
53試合、6勝2敗、11HP、防御率3.74
という成績を残し、3連覇に貢献しました。
当時、緒方監督はアドゥワの貢献度を高く評価していました。
それもあり2019年からは先発に転向するも19試合で3勝5敗、防御率4.32と振るわず。
スポンサーリンクまとめ
確変した選手を見てみると、これからさらに活躍を期待したい、といったような選手ばかり。
まだこれから伸びるだろうという勝手な見積もりをしていただけに躓く期間が長いと
あの時は一体何だったのか、となりますが実際こういう選手は少なくありません。
感覚はその年によって違うという話はよく聞きますが、それに適応できる柔軟な対応力や技術の高さなど色々と
プロ野球選手は必要なものがあり、それを備えた者だけが1軍で活躍できるのだと改めて感じさせられます。