こんにちわ、貴浩です!
今回はナックルボールを主軸にお話を進めていきたいと思います!
現代のプロ野球ではナックルボールを投げる投手をめっきり見なくなりました。
過去に日本人では横浜でプレーしていた大家友和やロッテ、中日、巨人を渡り歩いた前田幸長
また2017シーズンからナックルを投げはじめた中日の岩瀬、最近では横浜の守護神、山崎康晃投手がナックルを持ち球にしていますが
岩瀬は社会人時代から持ち球にしていたナックルをプロでは通用しないと封印していましたし山崎投手もオールスターで投げるくらいで普段の試合ではナックルを投げる事はありません。
山崎投手は次第にナックルを投げなくなりました。
何故、ナックルボーラーはこんなにも減少しているのか。
今回はナックルボールについてお話していきたいと思います!
ナックルボールの特徴やメリット、デメリット、また何故ナックルボールを投げる投手がいないのか、などなど。
では、早速いきましょう!
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目次
ナックルボールの特徴
まずナックルボールですが色々な持ち方があります。
写真の握り方はほんの一例です。
また、ボールの縫い目など気にする必要がありますが写真では握り方だけを表現しているので注意してください(>_<)
ナックルボールは他の変化球と違ってボールを指にかけないような投げ方です。
スピードは出て100〜110kmほどでボールの回転数が極端に少ない為、空気抵抗をもろに受けてしまいます。
その為、ボールは不規則な動きを見せ、予測不能な変化を見せます。
ナックルボールは風に流されたりと環境によっても変化する流動性のある変化球で投手はそれを本当の意味で操るのは不可能なボール。
しかし、不規則な変化は打者からしてみればコンタクトしづらいボールで
質の良いナックルは三振の山を築きます。
現在は横浜で投手コーチをしている大家さんも現役の頃はナックルボールを得意球にしていました。
まるで魔球!メジャーのナックルボーラーが凄い!
山崎康晃はなぜナックルボールを投げなくなったのか?
山崎投手は入団当初、ナックルを投げると少しだけ話題になりました。
ナックルを投げる投手が少ない事を改めて感じる注目の浴び方でした。
山崎投手は当初はナックルもアクセントの1つとして持ち球に入れていましたが1軍で登板した際に投げる事はほとんどありませんでした。
オールスターで少し投げたくらいで試合で使うには未完成なボールという印象。
動画で山崎投手のナックルをご紹介。中田選手に対して1球、2球と連続で投げています。
いつの間にかナックルを投げる事を止めていた山崎投手でしたが
「他の変化球と違って指にかけない投げ方で指先の感覚が変わるんです。他のボールにも影響が出てしまうのでこれは使えないなという事です」
とコメントしており、ナックルの習得の難しさが分かります。
そもそも山崎投手がナックルを投げたのは何故かと言いますと帝京高校の時にライバルと差をつけるために覚えたのだそうです。
中学から高校に上がる時、軟式から硬式に変わった事で変化球が投げられなくなったそうで硬式になってから初めて投げられたのがナックルボール。
以降、大学でも活用していたそうですがプロでは通用しなかったみたいですね。
山崎投手は代名詞となる変化球、ツーシームを大きな決め球にしているのでナックルを投げる事で悪影響が出てはいけないという事で封印する事に決めたようですね。
ナックルボーラーはなぜ現れないのか?
この問題については色々な原因が考えられます。
箇条書きにしますね。
1.指先の感覚が違う為他の変化球に悪影響が出てしまう
2.フォークよりも握力を使う為メインで使いづらい
3.不規則な動きをするため捕手が捕れない
4.ナックルを教えられる指導者がいない
5.ナックルを練習するより他の変化球を覚えた方が有意義
などが挙げられます。
ナックルは持ち方からして、かなり投げづらいボールですし他の変化球より遥かに練習する必要がありますから
それを習得するなら他の変化球を覚えた方が自分の為になる、というのが基本的な考え方でしょう。
ナックルを習得するまでに障害が多いため、ナックルボーラーがどんどん減少傾向にあるのでしょう。
日本の野球レベルはかなり高いですがそれに伴い効率の悪い非合理的なモノは排除される傾向にあります。
これから先もナックルは減り続けるでしょう。
投げ手が少ない変化球ですが予測不能な変化球は魅惑的なボールでもありますからナックルボーラーが現れて欲しいなぁ、と思いますがどうなっていくのか。
韓国では左投手でナックルボーラーの投手がブレイクしたという話もありますし
日本にも生粋のナックルボーラーが現れる可能性は十分あると思います。
まとめ
今回はナックルボールをテーマにお話させていただきましたがいかがでしたか?
ナックルボールは元々マイナーな球種ではありますが変化球の特徴はとてもインパクトがあり、さらに漫画などでも取り上げられる事が多いので
ナックルを投げる投手に反比例して知名度がこんなにも高いのでしょう。
色々とデメリットの多いボールだけに流行りはこないどころかどんどん減少傾向にありますが魅力的なボールではあります。
いつかナックルボーラーと呼ばれる投手が日本で現れたら良いですね。
今回はこの辺りでお開きさせていただこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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