【中日】アリエル・マルティネス 正捕手にするのは危険!?3つの懸念材料から紐解く

中日ドラゴンズ
出典元: https://www.nikkansports.com/m/baseball/column/analyst/photonews/photonews_nsInc_202007080001294-0.html
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こんにちわ貴浩です!

今回は中日の助っ人、アリエル・マルティネス捕手についてのお話です!

マルティネス選手は助っ人でありながら捕手として日本でプレーし、一躍話題となりました。

中日には期待の若手捕手が何人もいますが、どの選手も決定打に欠け打撃が課題。

ですがマルティネス選手は強肩強打と打てる捕手として一番期待のできる選手。

正捕手候補に躍り出ました。

しかし、そう喜んでばかりもいられません。

今回はマルティネス選手が正捕手になる事でもたらされる3つの懸念についてお話したいと思います。

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目次

マルティネス選手のプロフィール

生年月日 1996年5月28日

出身 キューバ マタンサス州マタンサス

190㎝/95kg

右投/右打

初出場 2020年7月3日

コマンダンテ・マヌエル・ピティ・ファハルド体育大学を卒業後、地元チームであるココドゥリロス・デ・マタンサスという野球チームに所属していました。

2017年、2018年プレーしていましたが

その当時、中日巡回コーチがマルティネス選手を見た際獲得に興味が沸き、育成契約として獲得する事になりました。

2019年にはウエスタンリーグで本職である捕手とは別に一塁が手薄だったため、ファーストの守備に就く事もありました。

2020年7月1日に支配下登録されると、7月3日にアルモンテ選手の故障により入れ替わる形で初の1軍昇格となりました。

7月4日には代打出場するとそのままマスクを被る事になり、そして6回裏にはゴンサレスとバッテリーを組み外国人バッテリーとなりました。

また、スタメンマスクを被り正捕手候補として競争に参加するなど大抜擢となりましたがバッティングが非常に魅力で打てる捕手として期待が掛かる助っ人。

また、マルティネス選手の強肩が大きな話題を呼んでいます。

阪神・近本光司選手の二盗を刺した送球が日本人離れした速さでネットは騒然。

「肩強すぎ」「凄すぎる」「ピンポイントすぎ」「理想的な神送球」

などと賞賛が送られました。

捕手としてもファームで技術を身に付けた甲斐あって外国人のような構えではなく日本人のようなコンパクトな構えなので非常に洗練されています。

過去、外国人捕手がほとんどいなかっただけにマルティネス選手が道を切り開く可能性もあり非常に期待のかかる選手です。

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マルティネス選手 正捕手にするのは危険!?3つの懸念

マルティネス選手が正捕手になれば素晴らしい快挙ですが、一方で素直に喜べない事情もあります。

3つの懸念材料からそれについて考察したいと思います。

1つ目 守備固めに助っ人枠を1つ使っている

野球において捕手というのは全く替えの利かない存在です。

近年では打撃を求められますが、捕手の優先事項は守備です。

その試合の勝敗を握っている捕手はいうなれば替えの利かない守備固めな訳ですから

守備固めで貴重な枠を一つ使う事になります。

本来助っ人は打撃力と投手力不足を補うために獲得するのがほとんどで編成に困る事もあるでしょうし

マルティネス選手が打撃不振になった場合、正捕手となれば易々と登録抹消とはいきませんから柔軟に補強が出来なくなる恐れがあります。

 

2つ目 他球団に流出する可能性がある

外国人選手は日本人選手と違って、契約が終われば自由契約ですから他球団に流出が高いです。

これだけの逸材ですから当然、3~5年の複数年契約は結ぶでしょうがたとえそうしたとしてもマルティネス選手は若いので契約終了後は30歳前後で十分獲得したいと思う球団はいるでしょう。

また、マルティネス選手としては年俸が低い状態での複数年は旨味がありませんから長期契約を断る可能性も。

そしてキューバ出身の選手は何かと契約で揉める傾向にあります。

ソフトバンクに所属するデスパイネ選手は以前所属していたロッテに残留を希望していたもののキューバ政府との兼ね合いで

より高い年俸を支払えるソフトバンクへ移籍となりました。

そうなってしまえば巨人、楽天、ソフトバンクら資金力の高い球団に流れる可能性が高いです。

 

3つ目

そして正捕手であるマルティネス選手が流出した場合、どうなるかと言えば

再び正捕手を育成する必要が出てきます。

最近では分業制が主流になりつつありますが、、正捕手の方が出場機会が多くなるのは必然。

となれば2番手以降の捕手の出場機会は限られます。

保険の為に2番手、3番手も1軍登録されますから2軍で試合をして実戦経験を積む事もできず結果的に他球団より育成が大幅に遅れる事が懸念されます。

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まとめ

外国人捕手と言うと、目新しくて良い、という気持ちにもなりますがやはりできる事なら日本人が正捕手を務める方がベストだと思います。

捕手は比較的打撃が他の野手より落ちますしFAで争奪戦までは起こり得ず、一度育てば10年はチームに貢献してくれるようなポジションですから

そこに助っ人枠を使うのは、チーム編成の柔軟性も欠きかねません。

マルティネス選手は外野や一塁も守れるなどユーティリティーな一面もあり打撃も開眼すればますます他球団は獲得に意欲を示しそうです。

もし流出が確定なら捕手より別のポジションで起用した方が傷口は浅くすむのかなと思います。

 

 

 

 

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