第一次戦力外通告が始まりましたね。
阪神は星野政権以来の大幅の血の入れ替えがされようとしています。
ドラフトで8人選手を取った事から、チームの若返りを果たそうとする首脳陣の本気が窺えますが、まだ戦力外となりそうな選手も控えています。
今回は戦力外の予想と結果を見ていきます!
新たな情報が入り次第、随時更新していきます!
・阪神ドラフト予想2020!
・阪神2020年補強予想!

・阪神2021年ブレイク期待選手!

目次
阪神戦力外の候補を予想!
能見篤史 41歳
【阪神能見 事実上の戦力外通告】https://t.co/0a9BsN40uq
阪神の能見篤史が球団から来季の構想外であることを伝えられたことが球界関係者の話で分かった。タテジマ一筋プロ16年目のベテランが、甲子園を去る。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 21, 2020
10月22日、阪神が能見投手を来季構想外である事を報じました。
大ベテラン、功労者だけに戦力外という対応を嘆くファンもいましたが、能見投手は今年は主に敗戦処理などで登板するなど、制球が安定せずにいました。
しかし新人時代から変わらないスタイルと最速145kmをマークするなど年齢を言い訳にしない鉄腕ぶりを見ていると他球団でもそれなりの投球はできるのかなと思います。
経験値と左腕という希少性から需要は低くないと思いますしまだまだあがいてもらいたい選手。

上本博紀 34歳

出典元:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/04/17/gazo/20180417s00001173039000p.html
10月29日に今季限りで退団という報道がされました。
チームに長年仕えた功労者でポストは用意しましたが現役続行に強い意志を持っていたため、他球団移籍を模索する事に。
小さい身体ですが意外性のある長打力とチーム随一の俊足がウリで、打撃に関しては天才と称され、タイミングの取り方は独自の世界を持っている選手でした。
ファンからも人気の選手でしたが、ここ数年は不調や若手の台頭で埋もれてしまい影を潜めていました。
新天地で是非とも復活してもらいたいですね。

伊藤和雄 31歳
1軍で爪痕を残す事が出来ないまま30歳を超えた伊藤投手ですが今年はラストチャンスで崖っぷちの投手。
しかし今年の春季キャンプでは右ふくらはぎを負傷して離脱してしまいました。
復帰後、1軍では振るわず、敗戦処理などが多くアピールしきれていません。
コントロールがアバウトで暴れ球とするには球威がやや足りません。
このままでは戦力外の可能性は高いかなと思います。
荒木郁也 32歳
荒木戦力外やろ
— Skyfall (@Skyfall0127) September 17, 2020
毎年戦力外の候補に入りながらも矢野監督から「必要な戦力」と言われ、生き残っている荒木選手。
昨年は俊足で内野手の植田選手が1軍で定着した事から、戦力外になるのではないかと思いましたが今年も戦力外を免れています。
しかし、俊足だけをウリにするのであれば植田選手とキャラが被る上、植田選手はバッティングでも何かコツを掴みそうな雰囲気があり
年齢的に見ても今年は戦力外となりそう。
伊藤隼太 31歳
ドラフト1位で入団し、大きく期待を寄せられた選手ですが
自身のキャリアハイは2014年の52試合、打率294、2本塁打、12打点という成績。
2018年の時には代打の切り札的存在として自身のポジションを掴み96試合、打率247、1本塁打、13打点を記録。
遅咲きを期待しましたが、翌年の2019年は一度も試合に出場する事は出来ず、再び2軍暮らしを余儀なくされました。
外野では高山選手が守備の向上と打撃の復調、また近本選手が即戦力で出てきた事もあり
中堅の伊藤選手にこれ以上期待する可能性は低そうです。

俊介 33歳
いぶし銀の選手で知られ、入団してから毎年、1軍に一定の期間留まるなど堅実なプレーで生き残ってきた選手。
調子が良ければ打率を残し確実性があり、塁上に出れば走力もあり盗塁も狙える選手。
また、外野の守備も安定しており守備固めとしても重宝されてきた選手。
2017年には74試合ながら打率309を残し、しぶといバッティングでミート力に磨きが掛かり2年契約にこぎつけましたが
結局、調子は続かず。
調子が良くてもスタメンで使い続ければすぐにダメになると言われてきた選手で
これ以上の高望みは出来ない上、守備固め、代走では同じ外野手の江越選手が1軍でサブ的な役割をこなすなど
キャラが被るので今年で戦力外となりそうです。
片山雄哉 26歳
育成1位で入団した捕手ですが、昨年に打撃を認められ支配下登録を勝ち取りました。
しかし、今年は2軍で打率2割前半とかなり苦しんでいます。1軍で活躍する捕手では梅野、坂本、原口の他に長坂選手がアピールしています。
それぞれ守りと打撃で個性の違う捕手が揃っていて片山選手の状態だと年齢的にも主力と被りますし強みが活かせていない状況では戦力外の可能性も出てきそうです。
高野圭佑 30歳
石崎投手とトレードでロッテからやってきた投手で、ストレートとフォークのコンビネーションで三振を奪うスタイルで、とくにストレートに強いこだわりを持っている投手ですが
今年は2軍で防御率5点台後半と、打ち込まれています。
ドラフトでは有望な投手陣を多く獲得した背景もあり、見切りをつける可能性は高そうです。
ボーア 32歳

出典元: https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1132851.html
4番候補として阪神に入団しましたが、長打力はそこそこながら打率を残せずチャンスでも凡退が目立ち、2億7000万という年俸がネックで退団の可能性が出てきました。
入団当初は「バースの再来」と謳われましたが幾度となく使われた言葉に信用がなかったものの
開幕から18打席連続無安打後、状態を上げてホームランを短期間で量産。
しかし臀部の痛みで一時スタメンを外れてから復帰後、状態が元に戻ってしまい、それ以降は迫力に欠ける打撃。
しかし、規格外のパワーとそつのないファースト守備を考えると、本人には大減俸を呑んでもらい残留、引き留めを徹底して欲しいところ。
日本の野球に慣れ、怪我による影響を一掃すれば2年目は活躍が見込めそうですし、間違っても他球団流出はやめてほしいですね。

ガルシア 31歳

出典元:https://www.sanspo.com/smp/baseball/photos/20190527/tig19052705000012-p1.html
実績は申し分なく、先発としてもある程度計算できるので必要な投手ではありますが
助っ人8人制から人数を減らす際、先発は充足している事から契約を見送る可能性がありそう。
中継ぎとしてプレーしてもらえるなら有り難いですが、ガルシア投手が先発を希望するなら退団はやむなしの可能性も。

マルテ 29歳

出典元:https://www.sanspo.com/smp/baseball/photos/20190530/tig19053005030002-p1.html
2019年に助っ人として入団したマルテ選手は安定した打撃、守備でチームに貢献。
とくに今年は三塁守備で良いプレーを続けました。
しかし左ひざを痛め抹消。
また、2軍で怪我が回復し復帰試合となった日に左ふくらはぎを負傷し、再びの調整を与儀なくされました。
下半身の部位は一度怪我をするとクセになると言いますし、マルテ選手が今後も怪我の可能性を秘めている事を考えると
今年限りとなりそうです。

阪神・引退選手を予想
藤川球児(引退表明)
【#藤川球児 現役引退】
藤川球児現役引退会見本当はそんなに強くない人間なんですけど。(ファンの)叱咤(しった)激励が多くてね、それが最高でした。それを覆すのが楽しかった。#阪神タイガース #tigers #阪神https://t.co/EJ6uNK0z57
— 週刊ベースボールONLINE (@BaseBallMOnline) September 12, 2020
9月1日に藤川球児が引退する事を会見を通じて発表しました。
連投する事さえままならず、との事でしたが早くに会見を開いた理由について
「もしかして自分のストレートを見たいと思ってくれているファンに球場に来てもらうチャンスがなくなってしまうのではないか」
という自分のプレーする姿を見逃さないで欲しいという強い想いからでした。
プロとしての流儀に感服ですね。
プロ通算245セーブで名球会まであと5セーブと言われていますが、藤川投手は最後の力を振り絞り1軍のマウンドを目指します。

福留孝介 43歳(戦力外の可能性あり)
チーム一、さらに球界一の年長者となった福留選手。
メジャー帰りから復帰した2013年はメジャー式のフォームから日本式にシフトするのに相当四苦八苦し、和田前監督も
その懸命な姿を見て試合数を与えるなど苦慮していましたが2014年の終盤に苦しみの果てに復活。
CSでは広島と対戦し前田健太からソロホームランを放ち決勝点を挙げています。
さらに翌年、チームは大不振で全く点が取れない中、福留選手は徐々に打順を上げ遂に4番に座りチームの勝利に貢献する打点を挙げ
神がかり的な勝負強さを見せました。
以降もチームの主力として活躍しましたが次第に怪我が増えたりスタミナの問題でスタメンを外れる他
近本、高山選手ら若手のアピールで43歳の福留選手は席を譲る可能性がありそうです。
「目」の衰えが未だに現れていない事からまだまだプレーは出来そうですが福留選手がどのような選択を選ぶのか気になるところ。
また、阪神は生え抜きスターの扱いはぞんざいながら他球団から招いた選手には手厚いので福留選手の想いを汲み取って
本人が現役希望なら尊重しそうな気はしますね。
気づけば中日時代の9年在籍に切迫する8年在籍で、すっかり阪神の顔になっており
阪神ファンとしてはまだまだレジェンドプレーヤーの活躍は見ていたいところですが、果たして。
※10月21日に福留選手が事実上の戦力外と報道がありました。
本人は強い現役へのこだわりを見せており、意見が合わなかったようですが他球団移籍の可能性も出てきました。


中田賢一 38歳
2019年10月26日、無償トレードで阪神に移籍した中田投手。
中日時代は「暴れ球」を武器に投球していましたがソフトバンクに移籍後は年齢的な衰えが来ると中継ぎに転向するなど紆余曲折ありましたが
ボール球先行で扱いづらく、また投手力の高いチーム事情から徐々に出場機会を失っていきました。
そこでトレード話が持ち上がり、阪神の移籍が決まりました。
阪神はFA権行使の際に手を挙げて一人でもあり、意中の選手がチームに加わり獲得の際は大きく取り上げられましたが
即戦力としてではなく、復活に期待したいのとソフトバンクのノウハウの獲得など複数のメリットを考慮し獲得に至りましたが
今年のオープン戦では炎上するなど復活への足掛かりはまだ掴めていません。
年齢的にもベテランで、他にも有望な若手投手が多い事から今年で潔く身を引く決断を下す可能性はありそうです。
スポンサーリンク戦力外通告 結果
引退
藤川球児
戦力外
福留孝介、能見篤史、上本博紀、岡崎太一、伊藤隼太、高野圭佑、横山雄哉、福永春吾
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まとめ
今回は阪神戦力外候補2020年版でしたが、いかがでしたか?
ドラフトではフレッシュな顔ぶれが加わり、中堅の大量解雇は免れそうにありません。
さらにペナントレースの活躍次第で大量9人もの外国人選手が多く立ち去る可能性もあり今年は見極めの歳となりそうです。